車の塗装を知る
車の塗装。
ボディカラーにより特徴を出す?個性を出すだけのものかな?と思う方も多いと思いますが、実際には素地(ボディの鉄板など)を劣化から守るための効果もあるので、塗装は立派なコーティングだと言えます^^
そんな塗装=コーティングと考えてみようと思います^^
今回は、車の塗装です^^
洗車キズも塗装により入りやすかったり目だったりと洗車による結果も大きく変わってくるので、塗装を知っておくことは洗車の仕上がりにも影響すると思いますので、ザックリと塗装についてみていきましょう^^
塗装の厚さってどれくらい
車好きな方のごく一部の方は、雑誌などで情報を得て何となく塗装の厚さを知ったと言う方もいるかと思いますが、厚そう?薄そう?なかなかイメージが浮かばない方も多いのではないでしょうか?^^
塗装は、下地材(塗装が密着するためのベース)➔中塗り(カラー)➔クリアー(保護塗装)のようにボディに塗られております。
※メタリックや特殊カラーなど3層から5層、8層などメーカーにより色々とあります。
国産車・輸入車でも塗装に差はありますが、基本的に高級車になる方が暑い傾向にあり、90μ~110μ程度の塗装厚のものが多いです。
1μ(ミクロン)=1/1000ミリ
なので、非常に薄いのが分かります^^
イメージし易いように例えれば
■サランラップが、15μ
■コピー用紙が、100μ
■髪の毛が、100μ
程度と言われており、塗装がどれほど薄く塗られているか、イメージ出来るかと思います^^
※飛び石で塗装が欠けている場合、見て下さい。
直ぐに下地が見えているかと思いますので、塗装の薄さが分かります。
実際の塗装厚を計測してみる
塗装の素地(鉄板など)とクリアまでの塗装厚を測る計測計があるので、実際の塗装厚をみてみましょう。
スズキ キャリー
2019年式の新しい車です。
塗装厚は
2点ボンネットを計測してみると、122μと109μ。
ピンポイントの計測ですし塗装も完全に均等に塗られている訳でないので、誤差があります。
軽自動車の割に厚かったですね^^
軽自動車の場合(一部国産車など)は、70μ、下手すれば60μを切る新車もあります。。。
次は、ジープ グランドチェロキー
こちらは313μ、ボディの平均をみても300μくらいでしょうか?
最近のジープは塗装厚がしっかりとしているものが多いです。
次は、8年落ちのスズキ エブリー
ボンネットは、86μ
中古車で、何度かコーティングをしていたようなので数回、研磨され塗装が薄くなっていると思われます。
違う場所は?
150μ!?
ボンネットよりはるかに厚い^^
この訳は
これです^^
板金塗装で塗り直されている場所だからです。
塗り直しされている場合、純正の塗装厚と比べ厚く塗られますので、塗装厚に大きく差が出ます。
※中古車なので、一見綺麗に見えるようでも塗膜計があれば塗り直し箇所も想定できますね^^;塗膜計もってなかなかいけませんが(笑)
※新車でも、新車工場(PDI)で塗装の修正がされる場合もありますので、新車でもドア一枚が厚い塗装になっている場合もあります。
同じ車種でもオプションカラーのパールホワイトなど、料金が追加で掛かるカラーの場合が厚い傾向にありますし、同じ車でも塗装カラーにより多少の厚さに差はあります^^
塗装厚から考えるボディコーティング(研磨)
研磨とは、塗装を削ります。
新車時から塗装が薄い車=研磨する塗装に余裕が少ない塗装と言えますので、塗装が厚いカラーやオプションのパールホワイトなどのカラーを選ぶ方が、多く研磨出来る可能性があると言えます。
さて次は塗装の硬さをみてみましょう。
塗装の硬さについて
塗装に硬い?柔らかいってあるの?って思うかもしれませんが、実際に塗装に硬さには差があります。
柔らかい塗装で有名なのは、ホンダやトヨタの真っ黒のカラー、黒202と言われるものです。
トヨタ車で真っ黒に乗った経験がある方は、洗車キズの入りやすさに悩んだのではないでしょうか?^^;
逆に硬さで有名なのは欧州車など海外勢です。
ベンツやBMWは、本当に硬さがあり洗車キズを除去する研磨の場合には苦労する場合もあります。
国産車も全てが柔らかい訳ではなく、メーカー、カラーにより差があります。
ガラスコーティングで、キズを防げる?それは嘘?
ガラスコーティングの宣伝を見ると、「〇Hの硬度で」、「ガラス被膜、硬度な被膜で」、、、塗装をキズから守る的なことが書かれていますが、実際にはガラスコーティングの被膜の硬さでキズを防ぐことは出来ません。
ガラスコーティングと言われる硬化するタイプのコーティングは、確かに硬化させると、写真のように硬く固まります。しかし、実際に塗装表面に作る層は、1μ以下、、、作れても数μです。
よく考えて見ましょう^^
フロントガラス、非常に硬いですが、ワイパーなどによりキズも入ります。あれだけの硬度があってもキズが入る訳で、薄いガラスコーティング被膜でどこまでキズを防げるのか???ですね^^;
塗装はクリア層で30μ以上(車種による)、コーティングは作れても数μ。
最強のコーティングが塗装と言えますが、コーティングは、はるかに薄い層ですよね。。。
最強のコーティングである塗装でも5年経過すれば劣化します。
薄いガラスコーティング被膜で〇年綺麗に維持出来るか?非常に厳しいですよね^^;
コーティングを検討する時は、高額なコーティングを施工し何年維持できるか?それより安価なコーティングを定期的に施工する方が、綺麗に維持出来るか?考えましょう。
弊社では、屋内保管や維持が得意な方には、高額なコーティングもオススメですが、屋外保管車の場合には安価なコーティングを定期的に施工する方が綺麗に維持出来ると考えております。
よく見かけるライターによる実演
ユーチューブなどで見かける、ライターの樹脂部分をガラスコーティング施工面に叩きつけ、キズが入らないよって動画。
これもガラスコーティングの硬さで成せる技ではなく、滑り性の向上により成せる技で、ガラスコーティングでなくともポリマー、ワックス、簡易コーティングでも滑りさえ良く出来れば一緒のことが再現できます(笑)
ガラスコーティングによって塗装表面を硬く出来てて洗車キズが入りません!ってことは嘘ですので騙されないようにしましょう。
正しくは、ガラスコーティング被膜により塗装表面が滑りやすくなり摩擦力の低下によりキズが入らないようになります。です。
洗車キズは塗装の硬さに左右される
上記でも述べましたが、ガラスコーティングの普及に伴い
【ガラスコーティングを施工すればキズを防げる】と言うイメージ?謳い文句が、施工者にもお客様にも間違った認識で広まったと思います。
ガラスコーティング=硬い、、、確かに間違えではないですが、ガラスコーティング被膜によりキズが入らないような被膜が作られることはあり得ません。
フロントガラスもキズが入りますからね^^;
キズの入りやすさは、塗装の硬さに左右されます。
柔らかい塗装であればキズが入りやすく、硬い塗装ではキズが入りにくいと言うことです。
ただし
コーティングによりツルツル、滑りが良い状態に仕上げることや汚れが固着しにくいよに仕上げることで、摩擦力を抑える、優しい力で汚れを落とせるようになり結果、洗車キズを抑えれることに繋げることは可能です☆
まとめ
■塗装は、非常に薄い(コピー用紙一枚分程度)
■塗装が最高のコーティングである
■屋外保管の場合、安価なコーティングを定期的に施工する方がいい結果を得られる
■ガラスコーティングで洗車キズが防げるは?半分間違え
■ガラスコーティングで塗装は硬くならない
■洗車キズの入りにくさは、塗装の硬さに左右される
コーティングって高いよな・・・
どうすれば綺麗に出来るんだろう・・・
もう、コーティングしてしまっているけど、綺麗じゃない、、、話を聞きたい
塗装保護、美観維持が可能なコーティングにするための雨染み除去剤が使える仕上げにしたい!
って愛車の美観維持で気になることがあればお気軽にご相談ください☆
無料見積りだけでもOK、相談、話だけでもOKです^^
洗車専門店 GARAGE ZERO
お問い合わせ お問い合わせフォーム
携帯:080-1419-6015
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