磨く前の下地処理も早く終わらそうと思えば、２、３時間でも可能ですが、今回の作業では時間がかかります。
良い仕上げを求める結果です＾＾
隅っこの固着した汚れを除去しただけでも、かなり綺麗になったように見えますが、まだまだ、ダメージはあります。
研磨でも除去しきれない鉄粉を除去していきます。
鉄粉除去をせずにガッツリ磨くとなると、不要なキズを入れてしまうので丁寧に鉄粉除去をします。
ボディ全体にたっぷりと鉄粉の付着（刺さり）が見られました。
まずは、ケミカルで反応させネンド掛けで除去し易い状態にもっといきます。
ケミカルのみで除去しきれない場合は、ネンド掛けを行います。
ネンド掛け。
注意が必要なのは、鉄粉が取れるのと引き換えに必ずキズが入ることです＾＾
この場合に入るキズは、研磨で簡単に除去できるレベルなので職人であれば問題ありません。
トランク反面でこの汚れ。
結構な鉄粉です。
鉄粉が取れれば、磨きに・・・と移りたいとこですが、まだ、先に取っておけるダメージがありますので、ケミカルを用いてダメージを除去です。
スケール汚れ（雨染み）の除去ですね＾＾
スケール除去しないで磨きに移ると、無駄に塗装を削るようになったり、本来であれば綺麗に除去が出来るシミをコンパウンドとポリッシャーの熱で焼付を起こし、除去しきれないシミにしてしまう恐れがありますので、先にケミカルで取れるだけ除去します。
コーティングは、全行程が数時間で終わるサービスも何日間もかかるサービスでも、コーティングと言われます。
ただ時間を掛ければ良いって訳では当然ないのですが、丁寧に細かく、下地を作り仕上げていけば、それだけの仕上がりとコーティングの定着度にも良い結果が得られるのは間違いありません。
適当にしようと思えば、いくらでも手を抜けるサービスでもあります。
だからこそ、当店で施工する方には、一人一人に合った、目標に合った作業を、仕上げを拘ったものを施工させて頂きたいんです＾＾
他所とは違うぞって。
私も、オーナー様も言える、思ってもらえるように。
私のように思い施工されるのが普通のことだとは思うのですが、そう施工されない業界です。
どうにかせねば＾＾
ケミカルで取れるだけのスケール汚れも除去でき、やっと洗浄完了です。
洗浄後は、開口部の水分もしっかりと拭き取ります。
コーティング、磨きと言っても、その段階に行く過程には多くの作業があります。
そして、クオリティーを求めれば求めるだけ、コーティング、磨きに行くまでの段階は、細かな作業が増え、時間がかかります。
大変な作業です＾＾；
作業時間が掛かることをご理解して頂けますでしょうか？＾＾；
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